バンクシーのパレスチナ自治区への貢献

 匿名のアーティスト、バンクシーパレスチナ自治区に対する貢献は計り知れない。

 

 彼は突然現れて公共スペースに絵を残していくことで有名だが、パレスチナ自治区では絵以外にホテルのプロデュースまで行っている。そのホテル「The Walled Off Hotel(通称、世界一眺めの悪いホテル)」はパレスチナ自治区の目玉観光スポットだ。さらに、付近にはバンクシーの絵がいくつかあり、他国からの旅行者を引き付けている。

 アートを通して自らの意見を主張するだけでなく、観光スポットを増やし、ホテルで職まで提供するのだからすごい。経済活性化という意味ではこれ以上ない貢献方法だと思う。

 

①壁に残されたバンクシーアート

 平和の象徴である鳩が、防弾チョッキを着ており、おまけに銃で狙われている。

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バンクシープロデュース、世界一眺めの悪いホテル

 壁の真ん前にホテルが建っています。

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 1階にはカフェと博物館があり、誰でも使用することができます。バンクシーの作品がいっぱい!

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 カフェの作品の1つ。催涙スプレーを浴びるダビデの塑像。

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 バンクシー作品その2。

 「郊外の風景」と書いてあります。もともと郊外の景色が飾られていたが、焼失したということ。

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 バンクシー作品その3。

 暖炉の上の海の絵には、浜辺に打ち上げられた空っぽの救命ボート。大勢の難民が海で遭難したことが思い出されます。

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 他にもいろいろあり、1つ1つにパレスチナ問題、あるいは戦争・紛争に対する批判が込められています。